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la Pucelle d'Orléans フルートとチェロのための 作品64 la Pucelle d'Orléans フルートとチェロのための 作品64

 

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la Pucelle d'Orléans フルートとチェロのための 作品64 la Pucelle d'Orléans フルートとチェロのための 作品64

作曲:2010年5月24日

1 - La cloitre |回廊
2 - La jeunesse|青春時代
3 - Voix céleste|神のお告げ
4 -Je vais où les voix m'appellent|神の声に従って 5 - Jeanne la Pucelle |少女ジャンヌ

チェロ奏者・水谷川優子さんとのデュオコンサートのために書き下ろした曲。彼女のチェロの音色といい人柄といい、非常に人を 魅力し、なおかつ力強いイメージがフランスの勝利の象徴ジャンヌ・ダルクのイメージを連想させたので、これを題材にさせてもらっ た。ジャンヌに影響を与えた5つの断章で構成される。

1 - La cloitre |回廊

彼女の運命を暗示させる扉が、城のどこかに潜んでいるのだが見つからず、ひたすら長い回廊が続き、中庭からは鳥の声。内部は 冷え切った静寂に包まれている。神の象徴とされる「蛇」が背後から忍び寄る。

2 - La jeunesse|青春時代

ロワール地方のドンレミの村で過ごした若き日の想い出。ジャックマン、ピエール、ジャンという3人の兄とカトリーヌという姉と 両親と過ごした家族的に幸せな時代。そして、希望に輝きながら心踊る青春時代でもある。

3 - Voix céleste|神のお告げ

聖女カトリーヌとマルグリット、そして大天使ミカエルの声であったという。「声」はジャンヌにヴォークルールの守備隊長ロ ベール・ド・ボードリクールに会い、オルレアンの包囲を解いてフランスを救うよう告げた。ジュール・バスティアン=ルパージュ作の 『「声」を聞くジャンヌ・ダルク』の絵がその様子を表している。

4 -Je vais où les voix m'appellent|神の声に従って

フランス国家が消滅しかけていた戦いに、自らフランス軍の先頭にたちイングランド軍に立ち向かう。戦闘のジャンヌの鼓舞によ り、7ヶ月以上にわたり包囲されていたオルレアンは解放され、イングランド軍は撤退する。

5 - Jeanne la Pucelle |少女ジャンヌ

ジャンヌはコンピエーニュの戦いでフィリップ善良公のブルゴーニュ軍に捕えられるが、その後引き取られ、ルーアンのブーヴルイ ユ城に監禁される。最後はルーアンで火刑になってしまうが、ジャンヌの本当の姿、森や野原や泉、羊たちと過ごした素朴な姿が浮か んでくる。運命の声を聞いたために翻弄された人生だったが、人々の心にいまでも深く残っている。